株式会社日本カストディ銀行はどんな会社?

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日本カストディ銀行とは

日本カストディ銀行は「カストディ」や「資産管理銀行」と呼ばれる金融機関に分類される会社です。

主な業務としては、機関投資家などのかわりに株などの有価証券を管理や議決権の行使することです。
直接株式を保有していると郵送物の管理をはじめとしたさまざまな事務作業しなければならないため、「資産管理銀行」である日本カストディ銀行がその業務を請け負います。

そのため、上場企業の大株主として名前が出てくることはありますが、あくまで管理を行う会社のため、実際にどのように議決権を行使するかは管理を依頼している機関投資家が決めるため、実権を持っているわけではありません。

「資産管理銀行」「カストディアン」について詳しくは下記の記事をご覧ください。

日本カストディ銀行の基本情報

社名

社名株式会社日本カストディ銀行
英文表記Custody Bank of Japan, Ltd.
略称CBJ

日本カストディ銀行は2021年をめどに設立されるカストディ業務と生命保険のバックオフィスを行う会社です。
日本トラスティ・サービス信託銀行と資産管理サービス信託銀行というカストディアンが統合して設立される予定です。略称は「Custody Bank of Japan」の頭文字から「CBJ」になります。

社名の由来

統合銀行は、信託業務や生命保険会社向け包括アウトソース業務等のカストディ業務を
幅広く取扱う、日本を代表する資産管理専門の銀行として、お客様にとってシンプルで親しみやすく、また、グローバルマーケットにおいても認知され易い名称として、選定いたしました。

https://www.jtc-hd.jp/pdf/190425_news.pdf

元々は信託業務がメインでしたが、最近はカストディアンという業態自体がアウトソース業務全体になってきています。そんななかで、わかりやすい社名にしようということになったんでしょう。

シンボルマーク

出典:JTCホールディングスディスクロージャー

上の画像が日本カストディ銀行のシンボルマークになります。黄金比の黄金螺旋をモチーフに略称である「JTC」を組み込みデザインしたものになります。

また、コーポレートカラーは「Reliable Violet」で、知性を表す青と情熱を表す赤混ぜた独特の紫色となっています。

コーポレートスローガン

出典:JTCホールディングスディスクロージャー

日本カストディ銀行は資産管理を専門とする銀行ということもあり、信頼を大切にしています。
このコーポレートスローガンの「The Reliable Bank」はその想いを直球に表現しています。

株主

株主はJTCホールディングスと同様です。

株主持ち株比率
三井住友トラスト・ホールディングス株式会社33.3%
株式会社みずほフィナンシャルグループ27.0%
株式会社りそな銀行16.7%
第一生命保険株式会社8.0%
朝日生命保険相互会社5.0%
明治安田生命保険相互会社4.5%
株式会社かんぽ生命保険3.5%
富国生命保険相互会社2.0%

統合の流れ

統合が決まってから、日本カストディ銀行が実際に設立されるまでの流れです。

元々は日本トラスティ・サービス信託銀行と資産管理サービス信託銀行の2つのカストディアンがありましたが、統合が決まり持ち株会社としてJTCホールディングスが作られました。

そして今回の日本カストディ銀行は元の2つの会社とJTCホールディングス3社を統合させて設立されました。

7月27日発足

「日本カストディ銀行」7月に業務開始 合併前倒し - 日本経済新聞
機関投資家の資産管理を担うJTCホールディングスは31日、傘下の2行と合併して発足する新会社「日本カストディ銀行」の業務を7月27日に始めると発表した。2021年中に合併して業務を始める予定だったが、準備が順調に進んでいるとして時期を早めた...

日経新聞によると7月27日より日本カストディ銀行が正式に発足します。
母体のカストディアン 2行のシステムは併存しますがは5年後を目処に一本化の予定をしています。

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日本カストディ銀行の母体のJTCホールディングスについて

日本カストディ銀行の業態であるカストディアンについて

参考:JTCホールディングス

カストディアン について本で知りたい場合

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