損害保険のリーディングカンパニーの東京海上
損害保険最大手の東京海上ホールディングスは東京海上日動を中心とした保険グループです。
日本の損害保険協会は今回みてみる東京海上グループを含めて3社でシェアの多くを握っていますが、1位の座を堅持しています。
他社に比べ、海外展開にも早くから力を入れており、生損保の相互参入の規制が緩くなった後は生命保険事業にも力を入れています。
マリンの愛称で親しまれている会社ですが、比較的年収が高めの金融業の中でもトップクラスの給与ややりがいなどから就活生の人気も常に高い企業です。
東京海上HDの基本情報
名称 | 東京海上ホールディングス株式会社 |
社長 | 取締役社長 小宮 暁(2019年6月24日現在) |
所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-2-1 |
電話番号 | 03-6212-3333 |
設立日 | 2002年(平成14年)4月2日 |
資本金 | 1,500億円 |
従業員数 | 642名 |
連結従業員数 (2019年3月時点) | 40848人 (内訳) 国内損害保険事業 20,465 国内生命保険事業 2,240 海外保険事業 15,557 金融・一般事業 2,586 |
東京海上HDのグループ図
東京海上グループは現在、「国内損保」「国内生保」「海外保険」「金融・一般」4種類の事業を行っています。
以下にざっくりとそれぞれの事業と子会社をまとめました。
国内損保圧倒的な東京海上日動の存在感がありますが、国内生保事業を担う東京海上あんしん生命もかなり伸びています。また、海外保険事業は長年の積極的なM&Aによって多くの会社を傘下に収めています。
・国内損保
業界のリーダーとして東京海上日動を中心とした圧倒的なブランドを誇っています。また、ネット専業のイーデザイン損保や、少額短期保険と言われる簡単な保険を専門にあつかう東京ミレニア少額短期などの時代に合わせた業態にも手を広げています。
・生保事業
損害保険会社の兼業が許されるようになった後にはじまった事業にかかわらず、今では大手生保に次ぐ規模にまで成長しています。
・海外展開
比較的早いうちから取り組んでいた事業ということもあり、米国を中心に特色のある保険会社を傘下におさめています。単に規模を追い求めるだけでなく、効率的に稼ぐために再保険会社を売却するなどの動きもあります。
・金融一般事業
代表的なものとしてアセットマネジメント事業を行っています。保険という顧客から事業を預る事業を行っているため、シナジーをはっきしやすい領域です。
東京海上HDの業績
東京海上日動HDは大手として成熟した企業でいながらも、着実に成長をしています。背景には力を入れいている海外の会社の買収や以前買った会社が着実に成長できてることが伺えます。
16年3月 | 17年3月 | 18年3月 | 19年3月 | 20年3月予想 | |
経常収益 | 4,579,076 | 5,232,602 | 5,399,115 | 5,476,720 | 5,600,000 |
正味保険 | 3,265,578 | 3,480,478 | 3,564,747 | 3,587,400 | 3,560,000 |
経常利益 | 385,825 | 387,659 | 344,939 | 416,330 | 455,000 |
利益 | 254,540 | 273,856 | 284,183 | 274,579 | 325,000 |
日本を代表する損害保険業界のリーダ的な存在で、これからもグローバルに成長が期待されています。
就職先、投資先、ともに人気のある企業です。
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