ネットでよく使われるJTCとは日本の伝統的企業を意味している?

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「JTC」で検索してこのサイトにたどり着く方が一定数いるようですが、下記の記事の「金融会社のJTCホールディングス」ではなく、日本をの伝統的大企業をさしている「JTC (Japanese Traditional Company)」の意味を検索している方がいるようでしたので今回はネット用語のJTCについて簡単に解説します。

JTCって何を指している?

JTCは「Japanese Traditional Company」の略称です。

直訳すると伝統的な日本企業ですが、特に伝統的な日本の大企業のちょっと残念な部分を指したりすることが多いようです。

また、自分の勤務先や取引先の勤務先などをぼかして伝えるときに「JTC」を使うこともあります。

JTCの使用例

飲み会ルールが色々とあるJTC

伝統的な日本企業では、よくある飲み会。会社によっては若手がセッティングを求められることもあります。
飲み会がスタートしてからもお酒を注いだり、その他マナー、会計時の段取りなど気を使わなかったり意味のない説教もされたりで飲み会が好きでない人にとっては苦痛な時間になりがち。

ただコロナ禍以降では飲み会が減ったり、まともな上司も増えているので段々と環境は良くなっている印象。

福利厚生が手厚いJTC

従業員としてはありがたい、日本の大企業の象徴とも言える福利厚生ですが、近年は脱年功序列や転勤の廃止などを理由に削られがちです。

出戻りに厳しいJTC

参照:twitter

新卒から定年まで働く人が結構な割合でいる日本の伝統的な大企業では、一度会社から出てしまうともうそのポストには戻れないことも多々あります。
戻れたとしても、傭兵部隊として年功ベースの給与体系とは別の昇給システムになってしまったりすることも。

JTCは悪い企業?

変に非効率だったり様々なしがらみのあるJTCは自虐や、だめな部分を指摘するときに使われがちです。

一方で、安定した雇用や手厚い福利厚生などの良い部分もあります。そもそもJTCの例であげられる大企業は、多少の非効率やダメな部分があっても会社業績がびくともしないビジネスモデルであったり顧客基盤を抱えている、優良企業と言われる会社がほとんどです。
ビジネス自体は完成度が高いからこそ余裕があり、非効率な部分を残したり福利厚生を手厚くできるのかもしれません。

厳しい企業間の競争のなかで生き残っているJTCは言われているほど悪くないんじゃないかと思います。(改善すべき部分も多くありますが)

ただし、それでも会社が合わないと感じたら、転職するのもひとつの手段かもしれません。

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