ここ最近盛り上がってきている分野にポイント投資があります。
自分の貯めているポイントで手軽に投資を始めることのできるポイント投資はかなり注目を集めています。
ポイント投資の種類
ポイント投資と言っても投資信託とポイントが連動するものや、株式の購入代金にポイントを利用できるものなど色々あります。
ポイントを売買代金充当
まずは、シンプルにポイントで株を買うことができるパターン
このパターン代表がネオモバイル証券やLINE証券です。
また大手ネット証券だと、SBI証券はまだ対応していませんが楽天証券は楽天ポイントで株を買うことができます。
このメリットは実際に株を所有するため、株主だということは会社側も把握でき、配当や優待もちゃんともらうことができます。
デメリットとしては、現物の株式を取引する関係上、取引できる時間が基本的には東証が開いている9時〜17時までになります。
ポイントで投資信託購入
ポイント投資で最初にでたのがこのパターン
楽天証券やSBI証券は結構前からポイントで投資信託の購入はできました。
最近ではエポスカードが傘下にポイント投資のためだけの証券会社を作ったりもしています。
投資したいポイントを入力すると、翌日あたりにその金額分の投資信託が証券口座に反映されます。
デメリットとしては約定(投資信託の購入)自体は翌日に行うため、今この株価で書いたいと思っても思う金額で買うことができません。
メリットとしては、翌日に投資したポイントをまとめて約定するのでいつポイントで投資することができます。
ポイントが株価に連動
運営側の導入がしやすいのがポイントと株価や投資信託などと連動させるものです。
デメリットとしては実際に株式などを購入しているわけではないため、配当などがもらえない可能性があります。
メリットとしては証券口座を開く必要はないため、手軽に始めることができることでしょう。
証券会社とポイント投資
政府の「貯蓄から投資へ」の掛け声のものと、非課税投資制度の充実やアベノミクスでの株価上昇によって、個人投資家は着実に増えてきています。
一方で昔ながらの対面営業を中心としてきた証券会社は現在資産を持っている高齢者層には強くても、これから資産を築いていく若者を取り込めていません。
そこでポイント投資をきっかけにで、まだそこまでお金に余裕がない若年層も投資家としての一歩を踏み出してもい、将来の顧客を獲得しようとしています。
ポイント投資 ポイントごと比較一覧
ポイント種類 | 株価連動ポイント | 投資信託購入 | ポイントで株購入 |
---|---|---|---|
楽天スーパーポイント | 楽天ポイント運用 | 楽天証券 | 楽天証券 |
Tポイント | – | SBI証券 | SBIネオモバイル証券 |
dポイント | dポイント投資 | – | フロッギー |
Ponta |
Pontaポイント運用 (7/1より StockPoint for CONECT) |
– |
7月よりサービス開始予定の CONECT(大和証券のネット証券) |
LINEポイント | – | LINE証券 | LINE証券 |
共通ポイントについてはこの一覧表で、どのポイントでどのような投資ができるかを見てください。
楽天ポイント
金融サービスがかなり強く、楽天グループのサービスを使っていると、勝手にどんどん溜まっていく楽天スーパーポイントですがその使い道もかなり豊富です。
楽天ポイント運用
楽天ポイント運用は、アクティブコースとバランスコースの2種類から選んで、ポイントを投資すると、それぞれのコースの投資信託とポイントの価値が連動します。
ちなみにアクテブコースは、7:3で「世界の株式」と「円建ての債券」に投資している楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)に連動します。
バランスコースは、3:7で世界の株式」と「円建ての債券」に投資している楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)に連動します。
楽天証券
楽天でポイント投資といえば楽天証券ですね。
楽天証券では投資信託、国内株式の両方で売買金額の一部や全部にポイントを使うことができますが、私は投資信託の購入に少しポイントを使っています。
楽天証券でポイントを使って投資信託を買うと普段の楽天での買い物のポイントが上がります。
積立投資で毎月買うように設定しておけば、自動でポイントアップするのでおすすめです。
楽天ポイントの使い道としては株式の購入代金にあてることもできますが、100株ごとの取引が基本のため、多少ポイントを充当しても雀の涙の金額にしかならないで、ポイント投資を楽しみたくて欲しい株が特に決まっていないなら、投資信託の方がおすすめです。
Tポイント
共通ポイントで一番普及しているTポイントですが、ポイント投資への参入はここ最近です。
しかし、ネット証券最大手のSBIとの提携をきっかけにポイント投資の道が拓けました。
SBI証券
SBIグループとしては、Tポイントでの投資信託の購入はSBI証券。現物株の購入はSBIネオモバイル証券で行えます。
SBI証券では楽天証券と同じように投資信託の買い付けにTポイントを充当することができます。
楽天ポイントはクレジットカードの支払いの一部に使っていますが、Tポイントはそのような使い道がないため、SBI証券の投資信託の購入にあてるのがおすすめです。
SBIネオモバイル証券
SBIネオモバイル証券はTポイントの運営会社とSBI証券の合弁で作った会社で、国内株式を中心に1株からTポンイントで投資できます。
手数料は月額220円(期間固定ポイントが200ポイント毎月もらえるため実質20円)です。
「ちょっとだけ投資をしてみたい!」「優待などで1株だけ買いたい」等の人におすすめです。
ある程度の金額で資産運用をしっかりとやりたい場合には楽天証券やSBI証券の口座も開設してみましょう。
dポイント
dポイント投資
dポイントで投資を体験しようと思ったらこのdポイント投資は楽天ポイント運用と同じように、数種類の投資信託と投資したポイントが連動します。
コース | 運用内容 |
---|---|
アクティブコース | 世界の株などの「グロース」と世界の債券などの「インカム」が80:20の資産配分 |
バランスコース | 世界の株などの「グロース」と世界の債券などの「インカム」が45:55の資産配分 |
日経平均株価(日経225) | 野村アセットマネジメントが運用する日経225連動型上場投資信託に連動 |
新興国 | ブラックロックジャパンが運用する「iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETF」に連動 |
コミュニケーション | ブラックロックジャパンが運用する「iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF」に連動 |
生活必需品ヘルスケア | ブラックロックジャパンが運用する「iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF」に連動 |
ヘルスケア | ブラックロックジャパンが運用する「iシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETF」に連動 |
大型米国株 | ブラックロックジャパンが運用する「iシェアーズ・コア S&P 500 ETF」に連動 |
金(ゴールド) | ブラックロックジャパンが運用する「iシェアーズ ゴールド・トラスト」に連動 |
クリーン・エネルギー | ブラックロックジャパンが運用する「iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF」に連動 |
日興フロッギー
日興フロッギーは日興証券が行うサービスで、サイト内の記事を見てそのまま株を購入することができます。さらに通常のポイントだけでなく、期間限定ポイントも使うことができるため、ポイントを無駄なく使うことができます。
そして100円から購入することができるので、知識をためながら気軽に株式投資を体験できます。
dポイントで投資をするならdポイント投資より、日興フロッギーの方が投資への知識を貯めながら楽しく投資できるのでおすすめです。
Ponta(ポンタ)
Pontaポイント運用
Pontaポイント運用は株やETFなどにポイントが連動します。Pontaポイントを一回Pontaポイント運用のポイントに交換後に希望の銘柄に投資するため、手間と手数料が取られてましたが、新サービスで大幅改善予定
ちなみにこのサービスはStockPointというベンチャー企業が運営しています。
7月1日より新サービスStockPoint for CONECTになり大幅改善予定
Pontaポイントについてですが、7月より新サービスに切り替わり機能等が大幅に改良される予定です。
LINEポイント
LINE証券
LINE証では、LINEポイントが使えるLINEpayから入金できます。
キャンペーンをよくやっていることもあり、私自身このLINE証券は利用しています。
現在も、不定期で株が割引で買えるタイムセールを行なっています。(翌日すぐに売ればかなりの確率で利益が出る)
口座開設をすると、3株無料でもらえるキャンペーンをやっているので口座を作っておいて損はないです。
ポイント投資から本格投資にステップアップ!
ポイント投資は気軽にできますが投資家として大きな一歩を踏み出しています。
しかし良くも悪くもそこまで大きな金額を投資できるわけではないため本格的な資産運用をする場合には本格的な証券口座を開設することをおすすめします。
より大きな金額を運用することでよりリスクもリターンも大きくなります。
将来のために資産を育てるには規模と選択肢が多く、手数料も安定して安い楽天証券、SBI証券、松井証券などネット証券で投資することをお勧めします。
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