投資はギャンブルですか?
投資をについての拒否反応の代表的なものは、ギャンブルだという意見です。
投資はギャンブルかどうかを考える前に、ギャンブルとはどのようなものでしょうか。
・どこかで大きく損をするもの
・予測したり、素早く判断したりと才能がいるもの
・確率が不確かなもの
多分ギャンブルへのイメージのなかでこのようなイメージが投資にも当てはまりそうだと思われているのでしょう。では上の3つについて一つ一つ考えてみましょう。
どこかで大きく損するもの
ギャンブルで最終的に損をしやすい理由は全体が払ったお金に対して、戻ってくるお金が少ないからです。
宝くじや競馬やパチンコ含むほとんどのギャンブルは、掛け金を集めて胴元が運営などにかかるお金を差し引いた後で景品や賞金などの形で勝った人に還元します。そのため、最終的にはどこかで損をします。
それに対して投資はそんなことありません!!!……と言いたいところですが、短期のトレードの場合はゼロサムゲームなので誰かが得した分だけ誰かが損をして取引手数料分だけ期待値としては負けやすいです。
しかし、長期投資となると話は変わってきます。株式やソーシャルレンディングの配当であったり、世界経済全体が経済成長することで全体的には儲かります。
短期の値上がりを狙うような投機ではなく、資産形成はかる投資はギャンブルとは違います。
予測したり、素早く判断したりと才能がいるもの
パチンコで台を判別したりうまく玉を弾いたり、競馬で予測したりするのは経験であったりテクニックであったりを求められるイメージをFXや株取引に重ねる人がいます。確かにデイトレーダーと言われるような人がやるFXや株取引についてはそのようなテクニックや判断能力が求められます。
しかし、世界全体への投資であるインデックをコツコツ積み立てるような投資や配当株への長期投資は特別な才能がなくても、少しの正しい知識と時間があればこつこつと資産を増やすことは難しくありません。
ギャンブルや投機は短期で大きく儲けることを求められますが、投資はある程度の時間軸でコツコツ増やす方法です。
確率が不確かなもの
資産が減るかもしれないギャンブルのような不確かなものにお金をつぎ込むのは間違っているという意見もよくあるでしょう。
これについては間違ってはいない意見です。投資はある程度の値動きの上下やリスクなどに資産をさらす代わりに利子配当などのリターンが得られるものです。
リスクの少ない預金ではほとんど利息がつきませんが、値動がある株式の配当だと3%くらいのものもあります。
しかし、資産が減るかもしれないからといって、普通に株式投資をしたりソーシャル連ディングに投資したり、低コストな投資信託にリスクを負いすぎずに投資している分には長期的に見れば資産は増えていきますし、資産が多少減ったとしてもいきなり半分になるようなことはありません。
ギャンブルな投機と投資の違い
より短期で大きく儲けようとする投機はよりギャンブルの性質が強くなります。才能やテクニックがなければ損する確率は高くなります。
より長期的にコツコツを資産を増やすような投資はしっかりと着実に資産を増やすことができます。
一年で数倍に増やそうとするとレバレッジをかけたりしなければいけませんが、毎年5%増やすのならば、株式、RIET、ソーシャルレンディングに投資すれば安全にこのハードルは超えられるでしょう。
5%というと本当にわずかですが20年あれば2.5倍以上に増えます。そして時間が経つごとに資産の増えるスピードは勢い良くなっていきます。
まとめ
ギャンブルに近い短期で値上がりを期待するような投機をイメージする人が多いため、ギャンブルと投資を一緒にするような誤解が生まれていますが、投資は本来リスクをコントロールして資産を守りながら増やしていくものです。
今はギャンブルだと思っている人もソーシャルレンディングやREITや優待株などの利子配当がもらえる安心感のある投資から一歩を踏み出してほしいなと少し思います。
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